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一般の方へ

放射線治療Q&A

放射線治療を受けることにしましたがもう少し教えてください。

-Q9放射線治療の実際の手順について教えてください。

A
放射線治療における実際の手順を以下の項目ごとに説明します。

病理組織診断・放射線診断(☞Q9-1)

病期(ステージ)決定(☞Q9-1)

放射線腫瘍科を受診、診察、説明と同意(☞Q9-1)

固定具作成・治療計画CT撮影(☞ Q9-2)

照射部位決定・コンピュータによる治療計画・線量分布を評価して決定(☞Q9-2)

毎日の放射線治療開始、定期的な診察(☞Q9-2)

放射線治療をするかどうかはどのように決めるのですか。

A
最初から「首にしこりができたから、ここに放射線を当ててほしい」と言って放射線腫瘍科を受診する患者さんはまずいないと思います。放射線腫瘍科は患者さん自らが最初に受診する診療科ではなく、基本的には他の診療科で病気の診断がなされ、その治療法の選択肢の1つとして紹介され、受診することがほとんどです。

放射線治療計画とは何ですか。

A
放射線を照射する範囲の設定や照射する線量を計算することを「放射線治療計画」といいます。

どのように放射線治療が進むのか教えてください。

A
放射線腫瘍科を受診し治療方針が決定した後で、最初に行われるのは「治療計画CT」の撮影です。病院によって異なりますが、早ければ診察の後に引き続き行われます。その後、Q9-2で説明した「放射線治療計画」が行われます。治療計画が完成した後に照射開始となり、早ければ診察日の翌日、複雑で特殊な治療では1〜2週間後となる場合もあります。

照射法の変更をすることがあるのはなぜですか。

A
照射法の変更は、腫瘍に線量を集中するため、正常の部分への悪影響を避けるためなどのいくつかの目的のために行われます。

放射線治療は外来通院と入院のどちらがよいのでしょうか。

A
通常、多くの放射線治療は外来通院での治療が可能です。

土日、祝日の照射を休みにすると、治療の効果は弱くなりますか。

A
これまでの長い放射線治療の積み重ねから、「週5回の照射でうまく治療できる」ように、1回の照射線量が考慮されています。その全治療期間の中では、数日程度の祝日による休止が入っても治療効果には大きな差がないと考えられています(Q7参照)。

自分の都合で治療を休んでも、効果に影響はないですか?

A
全治療期間を通して数日程度の休みであれば、治療効果にほとんど影響はないと思われます(Q7参照)。

患者によって治療の回数が違うのはなぜですか。

A
がんを完治させる、術後の再発予防、症状緩和(痛みを取るなど)など、放射線治療の目的によって必要な放射線の総線量は変わるからです。また、がんの種類や進行度によっても回数が異なります。

放射線治療を一度受けたら、繰り返し受けられないのですか。

A
正常組織が放射線によるダメージを受けた場合、いったん回復はするものの、潜在的にはダメージが残存し、何年経っても完全には回復しないと考えられています。また、多くのがんの治療では、正常組織が許容できる限度近くまで照射していることが多いため、原則として、同じ部位に再度、同じ線量を照射できないことがほとんどです。

-Q10放射線療法の併用療法について教えてください。

薬物療法との併用はどのような場合に有効ですか。

A
がんが大きく放射線治療のみでは治りきるのが難しい場合や、転移を予防する効果を考えると、薬物療法と放射線療法を有効に併用すれば強力な治療手段となりえます。

手術との併用はどのような場合に有効ですか。

A
がんが大きい場合、正常の機能をできるだけ損ないたくない場合、術後の残存腫瘍を根絶する目的などでは、手術と併用することで、がんが治る率が高くなります。

その他の治療方法との併用は有効か教えてください。

A
温熱療法、免疫療法などとの併用は細胞レベルでは有効性が示されていますが、臨床的には十分な成果が得られていません。

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