JROD 放射線治療症例全国登録 │ Japanese Radiation Oncology Database
JRODについて
本事業は、日本全国の放射線治療情報の基本的部分を登録し、集計・分析することで医療の質向上に役立て、治療成績の改善を目指すことを目的としています。登録情報は放射線治療専門医の診療実績評価にも用いられる予定です。本事業に登録したデータを分析することで以下のことを明らかにし、国民に必要や情報を開示し、学会の機能を強化します。
・放射線治療を行っている施設や診療科の特徴
・医療水準の評価
・適正な専門医の配置
・放射線治療患者の予後
・これから放射線治療を受ける患者の予後、有害事象や危険性の予測
・専門医の実績評価と教育
・診療報酬に連動した技術評価
これにより、各施設の診療科はその特徴や課題を明確にでき、さらに診療科、施設単位だけでなく、地域、国レベルで放射線治療の水準を明らかにして、比較・分析できます。患者の放射線治療前の情報から予後や合併症のリスクを評価できます。また、研修医や修練医とともに専門医の診療実績の評価が可能となり、それぞれの立ち位置を把握することにより、より良い専門医制度の在り方を検証するための基礎資料となります。RISや診療科データベース、院内・地域がん登録と連携して運営することで、データ登録を一元化し、データ入力に伴う負担を軽減することも期待できます。
放射線治療に関する情報の登録は、本事業に参加する施設の診療科で行います。登録されたデータは日本放射線腫瘍学会Japanese Society for Radiation Oncology(JASTRO)データベース委員会とデータセンターである放射線医学総合研究所の連携のもとで取りまとめます。
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組織図 |