第6回　放射線生物学セミナーのご案内

名古屋市立大学大学院医学研究科
代表世話人 芝本 雄太

　近年、放射線治療はめざましい発展を遂げました。物理面の進歩にともなって、様々な照射法や線量分割が用いられるようになりました。このような臨床における変化に呼応して、放射線生物学的な観点からの様々な検討が、分子レベルから臨床に近い領域に至るまで行われております。新しい放射線腫瘍学を学術的に確固たるものとしていくためには、生物学的な根拠・背景が必須ですので、それを一つのトピックスとして本セミナーを開催いたします。放射線生物学セミナーは過去５回開催され、種々の分野の講演が行われてきました。今回のセミナーでは、より基礎的な部分から臨床に近い部分までを網羅するように、放射線生物学のそれぞれの領域の第一線で活躍する専門家が解説いたします。高精度放射線治療や粒子線治療の生物学的背景にも焦点を当てるとともに、最後には分子イメージングを特集し、最新の知見や研究成果をお話しいただくセッションも設けました。過去のセミナーに参加された方々でも、さらに新しい知識が得られるよう企画しております。放射線腫瘍医のみならず、診療放射線技師、医学物理士、看護師等の方々にも有意義なセミナーになることを期待しております。是非この機会にご参加頂き、放射線生物学の最新の知見を習得する場として活用頂ければ幸いです。皆様奮ってご参加下さい。

• 第６回 放射線生物学セミナー（1.5 MB）