JASTRO Fellow(F JASTRO)制度
JASTRO Fellow(F JASTRO)制度創設・第1回公募のご案内
公益社団法人日本放射線腫瘍学会 理事長 宇野 隆
JASTRO Fellow(F JASTRO)制度アドホック委員会委員長 佐々木良平
JASTROが今日特に重要視しているのは、がん放射線治療のさらなる普及、IMRT等高精度治療や小線源治療、新たなRI内用療法の提供体制の確立、それを支える人材の確保と専門医育成、粒子線治療とX線治療の保険適応拡大、患者予後・QOL改善を担保する治療の品質向上、高精度機器導入に見合う診療報酬改善、がん関連他学会やFARO、ESTRO、ASTROなど国際的学術組織との連携等です。
他方、放射線腫瘍学の発展、患者への卓越した貢献を続ける現役会員を顕彰する仕組みは十分整備されていませんでした。このような背景を踏まえ、JASTRO理事会は「JASTRO Fellow(F JASTRO)制度アドホック委員会」を設置し、このたび新たに「F JASTRO(Fellow of the Japanese Society for Radiation Oncology)」の称号を創設しました。F JASTROは、放射線腫瘍学の発展に顕著な貢献を行った現役の会員を対象とし、毎年認証する予定です。認定者は「氏名, MD, F JASTRO」として名刺、論文、学会資料等に本称号を使用することができます。初年度は下記の内容にて公募を実施いたしますので、多くの皆様からのご応募・ご推薦を心よりお待ちしております。
F JASTRO制度が、若手・中堅層の研究・診療へのモチベーション向上や、委員会活動等への積極的参画の促進、査読のような地道な活動への評価にもつながることを期待しています。
1. 称号の趣旨
放射線腫瘍学の発展と患者への貢献において、現役で卓越した業績を有する会員を顕彰するとともに、次世代を担う会員のロールモデルを示すことを目的とします。
2. 称号授与者の要件、申請資格:次の各号の資格をすべて満たしている会員
<基本資格>
- JASTRO会員(*)として継続10年以上 (*:初年度2026年は正会員を対象)
- 現役で放射線治療医(あるいは放射線腫瘍学の研究者として)として臨床・研究・教育・学会活動等に従事している
- JASTRO年会費が滞納なく支払われていること
<放射線腫瘍学 現役研究者としての学術的活動継続条件>
- 論文実績:ファーストオーサー英文原著論文I.F.≥ 3の英文誌 (あるいはJRR誌)5報以上
- 研究費獲得:科研費(奨励研究・若手研究を含む)、厚労科研、AMED等の公的研究費 代表経験 3件以上
- 査読実績:JRR誌(JASTRO基幹誌)の査読経験 5件以上
<評価の4つの指標Pathway>
業績分野のうち、主要業績分野(主軸)「A.研究」の次の副次業績分野(副軸)を「B.臨床/C.教育/D.学会貢献」から1分野選択の上、主軸と副軸について、各評価区分2項目以上の具体的な業績を提出下さい。
【必須】Pathway A — 研究(Research)
| 評価区分 | 具体的な業績基準(主軸選択時の参考例示) |
|---|---|
| 論文実績 |
ファーストオーサー英文原著論文(IF≥5)3報以上 または同 [(IF≥3)の英文誌(あるいはJRR))10報以上 または上位誌(Lancet系・NEJM・JAMA・Nature系・IF≥30)への筆頭著者論文 |
| 研究費(大型) |
科研費基盤B以上の代表経験 または基盤Cの代表を5件以上 またはそれらに相当する厚労科研等の公的研究費の代表 |
| 競争的資金(AMED) | AMED事業(基盤B以上の規模)の研究代表者経験 |
| 総説・書籍 | 国際的影響力のある総説(被引用数上位)または英文教科書の章執筆 |
| 受賞・招待 | 国際学会における主要賞・招待講演(Keynote・Plenary) |
- ※単一指標への過度な集中を避けるため、上記のうち2項目以上で業績を示す。
【選択1】Pathway B — 臨床(Clinical Excellence)
| 評価区分 | 具体的な業績基準(主軸選択時の参考例示) |
|---|---|
| ガイドライン | 日本放射線腫瘍学会または関連学会の主要ガイドライン委員長 |
| 多施設試験 | 多施設臨床試験(第III相比較試験あるいはそれに準じた試験)の主任研究者 |
| 施設認定・安全 | JASTRO施設認定審査委員長 または医療安全委員会委員長 または重大事故に対する訪問調査委員長 などの活動実績 |
| 標準治療確立 | 診療・技術の標準化に寄与した継続した実績(専門医試験作問委員長、JRSとの調整、e-learning作成等責任者) |
- ※上記のうち2項目以上で業績を示す。
- ※一定期間の継続した活動を評価するため、委員長に関しては概ね2期4年以上を目安とする(訪問調査委員長は除く)。
【選択2】Pathway C — 教育(Education)
| 評価区分 | 具体的な業績基準(主軸選択時の参考例示) |
|---|---|
| 専攻医育成 | サブスペ専攻医・博士課程大学院生の指導実績(修了者5名以上、専攻医のあるいは博士論文のcorresponding author 5編以上) |
| 教育講演 | JASTRO年次大会での教育講演登壇 5回以上 |
| 教材作成 | 教科書・テキスト・e-learningコンテンツの作成・編集における継続的な実績 |
| メンタリング | 若手研究者・医師への継続的メンター活動(公式プログラム参加等) |
- ※上記のうち2項目以上で業績を示す。
- ※継続的メンター活動は長期(10年以上)の継続性を評価する。
【選択3】Pathway D — 学会・社会貢献(Service & Leadership)
| 評価区分 | 具体的な業績基準(主軸選択時の参考例示) |
|---|---|
| 学会役職 | JASTRO理事・委員会委員長・学術大会実行委員長・プログラム委員長 |
| 学術誌編集 | JRR等学術誌の編集委員長または副委員長 顕著な査読件数(50編以上) |
| 国際活動 | JASTRO代表としての国際委員会参加・国際学会役職 |
| 地域医療・均てん化・普及 | 放射線治療の地域普及・アドボカシー活動での継続的貢献(日本特有) |
| 政策・行政 | 行政審議会・厚労省委員会等への参画 |
- ※上記のうち2項目以上で業績を示す。一定期間の継続した活動を評価するため、学会役職、委員長に関しては概ね2期4年以上を目安とする。地域普及・アドボカシー活動については長期(10年以上)の継続性が必要。
- 応募形式:自薦応募、他薦応募、どちらも可。
- 推薦者:JASTRO理事・役員経験者2名
- 応募期間:2026年8月26日~9月30日(必着)
- 選考方法:選考委員会(初年度は「JASTRO Fellow制度アドホック委員会」が予備審査を行い、理事会で承認します。
応募に必要な書類、応募回答フォーム
以下の全ての書類、回答を応募回答フォーム(Google Form)にご記入、アップロードをお願いします。
- 応募資格・学術的活動継続条件の入力
- 応募者(被推薦者/対象者)基本情報の入力
- 推薦者(JASTRO理事または役員経験者)の入力と、推薦状(JASTRO理事・役員経験者2名)のアップロード。〈書類テンプレート:回答フォーム冒頭有〉
- 業績分野の選択・区分チェック
- 応募者(被推薦者/対象者)の提出資料
- 履歴書・主業績・副業績(PDF形式に変換)、アップロード。〈書類テンプレート:回答フォーム冒頭有〉
-
確認メールの送信、受信
追加提出が設定された未提出資料は、送信後の本人専用ページから提出できます。また、推薦者が先に応募者情報、推薦状をアップロードし送信した場合は被推薦者に書類提出依頼のメールが送信されます。(注:受理メールが届かない場合は必ずご一報ください。)
注※:回答フォームにログインできない現象
Chromeで複数アカウントを使用されている場合、エラーが発生することがあります。その際は、ブラウザのシークレットモード(プライバシーモード)でご利用ください。
- 認定証:認定者(称号保持者)には認定証等を授与し、お名前をホームページ等で公開いたします。